ユーザビリティはWebサイトの「使いやすさ」のことです。
利用者の立場から見て、操作性、閲覧性を考えデザイン・構築します。
これは全てのサイトで必要な考え方で、
ショッピングサイトを例にあげれば分かりやすいですが、
欲しい商品があるのに、目的のページまでたどり着けないと、
当然商品を売ることはできません。
そのために、
例えばレフトナビにカテゴリーを設けて入口を作ったり、
写真を使ってバナー化したり、
検索欄を設けてキーワードで表示させたりするわけです。
ユーザビリティには規格がある
世界的な工業基準を定めている国際機関にISO(国際標準化機構)というスイスに本部を置く組織があり、
そこでユーザビリティについて以下のように定めています。
■ユーザビリティ (usability):
特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い。
特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い。
■有効さ (effectiveness):
ユーザが指定された目標を達成する上での正確さ、完全性。
■効率 (efficiency):
ユーザが目標を達成する際に、正確さと完全性に費やした資源。
■満足度 (satisfaction):
製品を使用する際の、不快感のなさ、および肯定的な態度。
■利用状況 (context of use):
ユーザ、仕事、装置(ハードウェア、ソフトウェア及び資材)、並びに製品が使用される物理的及び社会的環境。
また国際規格ではないですが、WEBユーザビリティ研究の第一人者であるヤコブ・ニールセン博士は以下のようにWEBユーザビリティについて定義しています。
■1.学習しやすさ:すぐに、そして簡単に使用することが可能
■2.効率性:学習後は高い生産性を創出可能
■3.記憶しやすさ:簡単に使い方を記憶することが可能
■4.間違えにくさ :間違いを起こしにくく、また起こしても簡単に回復可能
■5.主観的満足度 :ユーザーが満足できるよう楽しく利用することが可能
■2.効率性:学習後は高い生産性を創出可能
■3.記憶しやすさ:簡単に使い方を記憶することが可能
■4.間違えにくさ :間違いを起こしにくく、また起こしても簡単に回復可能
■5.主観的満足度 :ユーザーが満足できるよう楽しく利用することが可能
この規格や定義はWEBユーザビリティを考える上で重要な要素になるのでチェックしておきましょう。
ただし、これはあくまでも考え方のひとつであり、サイトによって違ったり、また、解釈も違ったりします。
そのサイトの目的を考え、最適化することがもっとも適切なユーザビリティとなります。