素人っぽいデザインから抜け出すために3 「8. 文字のジャンプ率を使っている」

文字のジャンプ率とは、

本文に対して見出しやキャッチコピー文章がどれほどの文字比率となっているかを指します。

 

例えば、雑誌の表紙などをイメージしてください。

まずはじめに、雑誌の名前。

これでもか、というくらい、一番大きいサイズで書かれています。

次にキャッチコピー。

モデルにかぶりぎみに、

今月号のテーマはこれだから見て!と言う感じです。

 

その次は各コーナーの見出し。

モデルの脇の隙間のテキストがいっぱい書かれているなかでも、

さっと見て読める程度ですね。

 

その次はサブタイトルや連載コーナー、ちょっとした特集の内容など、

読みたい人がよむレベルの小さい文字があります。

 

身近なものを例にして説明しましたが、

一番認識してもらいたい文字を一番大きく、

そしてだんだんと小さくなる、

という構造は理解できたかとおもいます。

 

では、とにかく文字のサイズを大きくすればよいのか、というわけでもありません。

 

雑誌の場合、右に倣えでおなじような表紙が沢山ならんでいますよね。

なので、その中からお目当ての雑誌を見つけてもらうために、

雑誌の名前を最も大きくしたジャンプ率の設定となっています。

さらに、それだけではまだ判別が付きにくいので、

赤文字系や青文字系など、

色も付けたりしています。

 

コスメ系ではどうでしょうか。

例えば化粧品店に貼ってあるポスターなどを見ると、

線の細い文字で、ブランド名やロゴは小さく、

余白のあるデザインが多いのでキャッチコピーも余白を生かし、

控えめで簡潔、シンプルなものが多いです。

これもジャンプ率はありますが、控えめですね。

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