文字のジャンプ率とは、
本文に対して見出しやキャッチコピー文章がどれほどの文字比率となっているかを指します。
例えば、雑誌の表紙などをイメージしてください。
まずはじめに、雑誌の名前。
これでもか、というくらい、一番大きいサイズで書かれています。
次にキャッチコピー。
モデルにかぶりぎみに、
今月号のテーマはこれだから見て!と言う感じです。
その次は各コーナーの見出し。
モデルの脇の隙間のテキストがいっぱい書かれているなかでも、
さっと見て読める程度ですね。
その次はサブタイトルや連載コーナー、ちょっとした特集の内容など、
読みたい人がよむレベルの小さい文字があります。
身近なものを例にして説明しましたが、
一番認識してもらいたい文字を一番大きく、
そしてだんだんと小さくなる、
という構造は理解できたかとおもいます。
では、とにかく文字のサイズを大きくすればよいのか、というわけでもありません。
雑誌の場合、右に倣えでおなじような表紙が沢山ならんでいますよね。
なので、その中からお目当ての雑誌を見つけてもらうために、
雑誌の名前を最も大きくしたジャンプ率の設定となっています。
さらに、それだけではまだ判別が付きにくいので、
赤文字系や青文字系など、
色も付けたりしています。
コスメ系ではどうでしょうか。
例えば化粧品店に貼ってあるポスターなどを見ると、
線の細い文字で、ブランド名やロゴは小さく、
余白のあるデザインが多いのでキャッチコピーも余白を生かし、
控えめで簡潔、シンプルなものが多いです。
これもジャンプ率はありますが、控えめですね。