エフェクトの掛け方は絶妙な数値によって適応しています。
(素人っぽいデザインから抜け出すために2 「5. なにかと影を付けたがる」を参照)
影のみならず、グラデーション、グロー、ぼかし、シャープなどなど、
はじめのうちはその効果がかかっているのが分かるほどでないと満足できませんが、
経験を積むうちにだんだんと理解してきます。
これじゃダメだな、と。
かかっているかかかっていないかの絶妙なレベルで施すことにより、
そのオブジェクトがほんの少し際立ったり、
ナチュラルな質感だったりが表現できるのです。
これは意識して見なければ、たぶんわかりません。
それほど自然なレベルです。
私自身も、この絶妙な存在に気付くまで随分時間がかかりました。
きっかけはとある参考サイト(サイトの名前は忘れてしまいました)で、
そのサイトのデザイン処理に近づけるため、
スポイトで色をとったり同じように影を付けてみたり、
徹底的に研究したときです。
「えっ、こんな、ほんのちょっとのシャドウをあえて入れてるんだ!」
理解したとき私にとってはかなりの大発見で、
その後はエフェクトの掛け方が様変わりし、デザインの幅も広がりました。
このように、
デザインのクオリティはいつもやっていたことを
ちょっと変えてみるだけで
グッと向上します。