「1ピクセル単位で調節する」
実はこれ、非常に大切です。
たかが1ピクセル、という考えは、しわ寄せにより、
最終的には相当な溝になって表面化してきます。
例えば、バナーのサイズ。
500pix×120pixであるはずが、
ちょっとサイズを間違えて500pix×119pixになる。
バナーを設置したら、枠の線が下だけ表示されていなかった。
これはよくある話で、制作者でもそのことに気が付かない人はいます。
しかし、なんとなく違和感は感じると思います。
1ピクセルをデザインの視点がら見てみると、
例えば、小さいアイコンを作るとします。
エイリアス有りの場合は小さいと輪郭のボケ具合によって、
なんかちょっとキレイな丸や三画にならなかったりします。
エイリアス無しの場合はそのズレがなおさらよくわかります。
そのズレを何とかして直すのか、
なんとなく分かるし直すのは手間だから、
とそのままにするのかで、クオリティはだいぶ違ってきます。
それはコーディングでも同じことが言えます。
むしろコーディングでは1ピクセルずれただけで
全体がガクッと崩れてしまうこともあるので、
ピクセル単位での調整は気を使いますし、
電卓をたたいて計算することも多いです。
ここまでくれば「1ピクセル単位で調節する」の意味は理解できたかと思います。
後で全部調整しなおすことにならないよう、
また、デザインの装飾の1ピクセルで泣かないよう、
心がけましょう。