ユーザビリティはWebサイトの「使いやすさ」のことです。
(ユーザビリティの考え方を参照)
自己満足レベルでサイトを構築してしまうと、
このバナーをクリックするとあのページに飛ぶ、
というのは当然分かりますが、
初めて訪れたユーザーはバナーを見て、
それが何を意味しているのか理解することから始まります。
そのときに、ユーザーが「?」となってしまうと、
クリックしてリンク先のページを見て確認をするしかないのですが、
全てのバナーがそのようになっていては、
見る側が疲れてしまいますし、
「あれ、ここはさっき見たけどなんだったっけ?」と、
不要な混乱を招き、離れて行ってしまいます。
ユーザーはサイトから、自身が目的としているものを見つけ出す必要があるので、
そのときに迷子になるような作りではいけません。
商品を購入する目的、情報を得る目的、動画を見る目的、写真を探す目的など、
どのような目的であっても全て共通です。
分かりやすいナビゲーションメニューや、
バナー画像の中や下に補足の説明文をつけたり、
アイコンだけでは分からない場合はキャプションをつけたりすることが必要になります。
その他にも、例えば違うページに来てしまったときにすぐに戻れるように工夫したり、
ページ内検索を設置してすぐにページを見つけられるようにしたり、
文字サイズを変えられるボタンを設置したり…
このような、ほんの些細なことに思えることが、
サイトを閲覧しているユーザーの立場からすると、
とても重要で必要なものだったりするのです。
時間がない中でバタバタと構築してしまうと見落としてしまいがちですので、
このサイトにはなにが必要なのかを予めしっかり決め、
ユーザビリティを確保してから構築しましょう。