シンメトリーとは「対称性」。
主に左右対称のことをいい、
デザインでいえば、
例えばお見せのロゴマークや商品のラベルなどで
よく使われているレイアウトの手法です。
自然界で完全なシンメトリーはなく、
それゆえ人間の美的感覚として、
シンメトリーが美しい、
また、左右対称はバランスが良い=安心できる、という意識があるようです。
古代エジプトや古代ギリシア、古代ローマで
このシンメトリーの手法が良く使われています。
ではこのシンメトリーをデザインに生かすにはどうすればよいのか。
そのまま左右対称に作ればいい、と思いがちですが、
実はそうではありません。
たとえば、自分の顔の半分のところに鏡を置き、左右対称の顔にしてみたりします。
すると、違和感を感じますよね。
それはただ単純に見慣れていないから、というのもあるかもしれません。
不揃いが普通と思えるから完全な対称は不自然に感じてしまうのです。
デザインに関しても同様で、完全な左右対称ではなく、
レイアウトや構造が左右対称であっても
要素は違うものを用いて制作します。
そうすることによって、
シンメトリーをうまく応用したデザインができます。