今回は、フォントについて説明します。
最近の人はフォントに関する知識があまり無いように思うのは私だけでしょうか。
おそらく、アプリケーションのフォントプレビュー機能のせいかもしれません。
デザイナーならばフォントの見栄えや形、
与える印象などを考慮して当てはめていくのですが、
そんなときはプレビューを見て決めているので、
そのフォントの名前、書体が何なのか分からずに使っているケースがあるようです。
もちろん、フォントは沢山ありますし、
読み方がわからなかったり覚えにくい名前もありますが、
それでも、せめてフォントの種類くらいは覚えておきましょう。
書体は、かなりざっくりと大きく分けて2つの代表的なものがあります。
「明朝体」「ゴシック体」です。
欧文フォントでいえば「セリフ系」「サンセリフ系」です。
明朝体やセリフ系は線が細く、先端に行くにつれて鋭くなっていたり、
明朝体では「ウロコ」セリフ系には「セリフ」と呼ばれる出っ張りがあるのが特徴的です。
上品、格式のある、女性的なイメージを与えます。
ゴシック体やサンセリフ系は、文字の線がほぼ均等で、先端がスパッと切れているのが特徴的です。
力強い、固い、男性的なイメージを与えます。
そしてフォントはデザインにとても重要です。
上記に記載したとおり、フォントによって与える印象が異なるからです。
例えば、バーゲンセールのバナーを作る際、左と右、どちらのセールが良いと感じますか?
大半が左と答えるはずです。
選んだ理由は様々だと思いますが、それでも左を選ぶのはつまり、
心理的に与える印象が同じということです。
このように、デザインで選ぶフォントは与える、
もしくは与えたい印象によってゴシック、明朝などを使い分けて制作します。